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09月07日-01号

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  1. 南相馬市議会 2015-09-07
    09月07日-01号


    取得元: 南相馬市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-25
    平成27年 9月 定例会(第5回)日  時   平成27年9月7日招集場所   南相馬議事堂出席議員(22名) 1番  岡﨑義典 君     2番  門馬和夫 君 3番  但野謙介 君     4番  大山弘一 君 5番  奥村健郎 君     6番  田中京子さん 7番  太田淳一 君     8番  山田雅彦 君 9番  中川庄一 君    10番  鈴木昌一 君11番  田中一正 君    12番  荒木千恵子さん13番  渡部一夫 君    14番  鈴木貞正 君15番  水井清光 君    16番  今村 裕 君17番  竹野光雄 君    18番  小川尚一 君19番  渡部寬一 君    20番  志賀稔宗 君21番  細田 廣 君    22番  平田 武 君欠席議員(0名)出席した事務局職員職氏名局長      但野和三 君     次長      佐藤祐司 君係長      柚原良洋 君     書記      藤原央行 君書記      烏中邦真 君説明のため出席した者の職氏名市長      桜井勝延 君     副市長     江口哲郎 君小高区役所長  村田 博 君     鹿島区役所長  大谷嘉洋 君                   総務部長直轄理事    藤本利昌 君     原町区役所長  渡部克啓 君復興企画部長  安部克己 君     市民生活部長  渡辺昌徳 君健康福祉部長福祉事務所長 佐藤 淳 君     経済部長    藤田幸一 君                   総合病院事務建設部長    菅原道義 君     部長兼小高病  高島正一 君                   院事務部長復興企画部理事            健康福祉部理事(除染担当)   田中 稔 君     (地域医療担当) 中里祐一 君                   教育委員会教育長     阿部貞康 君     事務局長    小林総一郎君                   選挙管理委員代表監査委員  高倉一夫 君     会事務局長   濱名邦弘 君農業委員会事務局理事兼  大石博俊 君     総務課長    新田正英 君事務局長議事日程 第1号平成27年9月7日(月)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 会期の決定 第3 諸般の報告 第4 委員長報告(質疑、討論、表決) 第5 議案の提出及び説明(議案第107号から議案第155号まで及び報告第11              号から報告第13号まで) 散   会本日の会議に付した事件 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 諸般の報告 日程第4 委員長報告(質疑、討論、表決) 日程第5 議案の提出及び説明(議案第107号から議案第155号まで及び報告第                11号から報告第13号まで)      議案第107号  南相馬パブリックコメント手続条例制定について      議案第108号  南相馬個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関               する条例制定について      議案第109号  南相馬個人情報保護条例の一部を改正する条例制定               について      議案第110号  南相馬市税条例の一部を改正する条例制定について      議案第111号  南相馬東日本大震災復興交付金基金条例の一部を改               正する条例制定について      議案第112号  南相馬帰還環境整備交付金基金条例制定について      議案第113号  南相馬手数料条例の一部を改正する条例制定につい               て      議案第114号  南相馬復興産業集積区域における市税の特例に関す               る条例の一部を改正する条例制定について      議案第115号  南相馬企業立地促進区域及び避難解除区域等におけ               る市税の特例に関する条例の一部を改正する条例制定               について      議案第116号  南相馬特定疾患患者見舞金支給条例の一部を改正す               る条例制定について      議案第117号  南相馬防犯カメラ設置条例制定について      議案第118号  南相馬市営住宅条例の一部を改正する条例制定につい               て      議案第119号  南相馬大町地域商業施設条例制定について      議案第120号  南相馬スポーツ施設条例の一部を改正する条例制定               について      議案第121号  平成26年度南相馬一般会計歳入歳出決算認定につ               いて      議案第122号  平成26年度南相馬国民健康保険特別会計歳入歳出               決算認定について      議案第123号  平成26年度南相馬介護保険特別会計歳入歳出決算               認定について      議案第124号  平成26年度南相馬育英資金貸付特別会計歳入歳出               決算認定について      議案第125号  平成26年度南相馬簡易水道事業特別会計歳入歳出               決算認定について      議案第126号  平成26年度南相馬介護サービス事業特別会計歳入               歳出決算認定について      議案第127号  平成26年度南相馬亜炭鉱害復旧施設維持管理事業               特別会計歳入歳出決算認定について      議案第128号  平成26年度南相馬農業集落排水事業特別会計歳入               歳出決算認定について      議案第129号  平成26年度南相馬工場用地等整備事業特別会計歳               入歳出決算認定について      議案第130号  平成26年度南相馬太田財産特別会計歳入歳出決               算認定について      議案第131号  平成26年度南相馬後期高齢者医療特別会計歳入歳               出決算認定について      議案第132号  平成26年度南相馬水道事業会計処分利益剰余金               の処分及び決算認定について      議案第133号  平成26年度南相馬病院事業会計決算認定について      議案第134号  平成26年度南相馬工業用水道事業会計処分利益               剰余金の処分及び決算認定について      議案第135号  平成26年度南相馬下水道事業会計決算認定につい               て      議案第136号  平成27年度南相馬一般会計補正予算について      議案第137号  平成27年度南相馬介護保険特別会計補正予算につ               いて      議案第138号  平成27年度南相馬簡易水道事業特別会計補正予算               について      議案第139号  平成27年度南相馬農業集落排水事業特別会計補正               予算について      議案第140号  平成27年度南相馬工場用地等整備事業特別会計補               正予算について      議案第141号  平成27年度南相馬後期高齢者医療特別会計補正予               算について      議案第142号  平成27年度南相馬水道事業会計補正予算について      議案第143号  平成27年度南相馬下水道事業会計補正予算につい               て      議案第144号  工事請負契約の締結について      議案第145号  工事請負契約の締結について      議案第146号  財産の取得について      議案第147号  財産の取得について      議案第148号  財産の取得について      議案第149号  財産の取得について      議案第150号  財産の取得について      議案第151号  財産の取得について      議案第152号  財産の取得について      議案第153号  財産の取得について      議案第154号  財産の取得について      議案第155号  財産の取得について      報告第 11号  平成26年度南相馬一般会計継続費精算の報告につ               いて      報告第 12号  平成26年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不               足比率の報告について      報告第 13号  専決処分の報告について                    午前10時00分 開  会 ○議長(平田武君) これより平成27年第5回南相馬市議会定例会を開会いたします。 出席議員は定足数に達しております。 これより本日の会議を開きます。 本日の議事は、議事日程第1号をもって進めることといたします。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○議長(平田武君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員に16番、今村裕君、17番、竹野光雄君、18番、小川尚一君を指名いたします。 △日程第2 会期の決定 ○議長(平田武君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は本日から9月25日までの19日間といたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田武君) 御異議なしと認めます。 よって、会期は本日から9月25日までの19日間と決定いたしました。 △日程第3 諸般の報告 ○議長(平田武君) 次に、日程第3、諸般の報告を行います。 初めに、監査委員から地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく平成27年第4回から第7回までの例月出納検査の結果について、議長の手元まで報告されておりますので御報告をいたします。 次に、閉会中における議長活動の主なものについて御報告をいたします。 まず、6月17日、東京都で開催されました全国市議会議長会第91回定期総会についてでありますが、議事関係については平成25年度一般会計決算認定等の外、各部会提出議案25件及び会長提出議案4件について、審議の結果、それぞれ原案のとおり認定並びに決定いたしております。 次に、7月13日、相馬市で開催されました福島県市議会議長会理事会についてでありますが、会務報告を初めとする報告事項については一括承認し、東北市議会議長会理事会に提出する議案及び福島県に対する実行運動など6件の協議事項については、協議の結果、それぞれ原案の通り決定しております。 次に、7月22日、福島県市議会議長会が行った実行運動についてでありますが、福島県知事並びに関係部長に対し、東日本大震災及び原子力発電所事故災害からの復旧・復興加速化のための支援についての外6件について要望したところであります。 次に、7月29日、相馬市で開催されました相馬港建設促進期成同盟会総会についてでありますが、平成26年度収支決算認定等議案3件及び決議について審議の結果、それぞれ原案のとおり認定並びに決定をいたしております。 以上が議長活動の主なるものであります。これらの書類は議会事務局に備えてありますので、必要に応じごらんいただきたいと思います。 次に、過般、議会運営委員会において、先進地行政視察を行っておりますのでその結果について報告を願いたいと思います。 議会運営委員会の報告を求めます。 議会運営副委員長、渡部一夫君。     (議会運営副委員長 渡部一夫君 登  壇) ◎議会運営副委員長(渡部一夫君) 議会運営委員会では、平成27年7月8日から10日までの3日間、先進地行政視察を実施いたしましたので、その概要について御報告したいと思います。 視察地及び視察項目については、愛知県犬山市と滋賀県大津市で、それぞれ「議会改革取り組みについて」視察調査してきたところでございます。 初めに、犬山市議会議会改革の特徴についてです。特別委員会議会運営委員会の場で進めたのではなく、議会改革を推進して行きたいと有志が集まって進めたということで、できるところから取り入れたということでございます。 次に、情報公開の促進についてです。 原則、全ての会議の会議録を作成・公開するとのことで、本会議はもちろん、各常任委員会全員協議会議会運営委員会についての会議録を作成し公開しております。また、ユーストリームにより、本会議、常任委員会全員協議会議会運営委員会市議会広報委員会等各種会議を生中継しております。 次に、議会からの情報発信についてでございます。 平成25年2月から試行でフェイスブックを利用して議会情報を発信しております。また、地元ケーブルテレビ定例会最終日の様子を取材するよう依頼し、放映してございます。 次に、議員報酬の見直しについてでございます。 離職時の日割り計算の導入をしており、これは主に正副議長の離職時に当てはまり、平成22年3月定例会条例制定し翌月4月1日から施行されております。また、各種審議会等委員会報酬の廃止を行ってございます。これは平成22年9月定例会条例制定し同年10月1日に施行されているところでございます。 次に、市民との意見交換の場の設定についてです。 市民との意見交換会の開催に当たっては、記念講演会を開催し市民の参加を促し、市民との交歓会につなげております。参加者は360名程度であったとのことでございます。また、この時に常任委員会ごとに分科会を開催し、30名程度の参加者で意見交換ができたとのことでございます。さらに、常任委員会ごとに経済界やPTA等関連団体との懇談会を実施して多くの意見交換ができる工夫をしているということでございます。 次に、議員間討議の促進についてでございます。 全員協議会定期開催を実施しております。平成23年度20回、平成24年度18回、平成25年度17回と定期的に全員協議会を開催し、議員全員で同じ情報を共有したり、各議員から提案された事項について協議しております。また、定例会議案質疑常任委員会の間を1日休会とし、全員協議会を開催し一般質問及び議案質疑に関する議員間討議を行っております。さらに、委員会で討議の場を設置しているところでございます。 次に、その他の取り組みについてでございます。議場内へのパソコン持ち込みを許可し、議員への通知は原則メールで行う。視察時に所管の委員長が同席する。「犬山市議会における災害時の対応に関する規定」を制定、災害対策支援本部を設置している等の取り組みを行っているところでございます。 続いて、大津市議会議会改革の特徴についてでございます。 初めに、政策検討会議は、政策立案を目標に、具体的な調査・研究を行う会議で、交渉会派(3人以上所属の会派)から提案のあったもののうち、議会運営委員会で賛同が得られた場合に設置されます。各会派から1名程度が選出され、構成人員は10名以内としています。また、同時に議員全員による政策検討会議全体会が設置され、政策検討会議調査研究・条例案の検討、作成が行われたことの経過報告等を受け、議会全体で協議を行っているところでございます。 調査研究、条例案の検討、作成に当たっては、市の関係部局からの助言や参考人招致、公聴会の開催も必要に応じて活用し、さらに政策検討会議アドバイザー制度により大学との連携も必要に応じ行っております。政策検討会議の庶務は、議会局において処理しております。 政策検討会議アドバイザー制度は大学の知的資源議会改革に活用し、政策立案機能の強化と人材育成を目指して、平成23年11月に龍谷大学と、また平成26年1月に立命館大学と、平成26年4月に同志社大学政策学部大学院総合政策科学研究科とそれぞれパートナーシップ協定を締結してございます。 この協定の双方のメリットは、議会側では、大学教員による政策検討会議での専門的意見の陳述、研修講演による調査研究支援大学院NPO地方行政研究コースへ議員の推薦入学。大学の講義・講演への優先公開であります。大学側では、NPO・地方行政研究コース所属大学院生議員インターンシップ受け入れ。大学の研究教育活動に対する協力及び議会情報の提供にございます。 次に、通年議会についてです。大津市議会通年議会導入のきっかけとして、平成24年7月の大津市におけるいじめ問題、平成24年8月に発生した大津市南部集中豪雨があり、両事案とも、執行部の対応は後手に回り、議会として執行部の体制・対応を問いただす必要があったが、閉会中で議会としての活動が困難であったため、常任委員会での対応となった。従って、絶え間なく執行部を監視できる体制と、災害に対する危機管理体制が必要なことから通年議会の導入となったものであります。 手法は従来の定例会を工夫した「先行自治体パターン」を導入しております。 この手法は条例で定める定例会の回数を1回とし、議会の会期を1年間とし、従来の年4回の定例会に当たる期間は、集中審議期間として本会議を再開することとしております。市長や議員からの要請に基づいて緊急に開く会議は、特別会議として本会議を再開することとしております。 「先行自治体パターン」のメリットは従来の議事運営を大きく変更せずに通年議会が可能であり、従来、定例会を開いていた月の任意の日に集中審議期間として本議会を再開できることです。デメリットは市長の招集が毎年必要となることでございます。 次に、議会BCP業務継続計画)の策定についてでございます。 平成25年度の政策検討会議で議論して策定したもので、災害時などに行うべき議会・議員の役割や行動方針を定め、今後は、大規模災害時においても初期対応の高度化が図られ、災害情報の収集や議員の参集、議会としての協議、審査を迅速に開始し、自治体として市民ニーズを的確に反映した復旧・復興に早期に取り組むことが可能となりました。 議会BCP基本方針でありますが、議員と議会事務局職員安全確保のため安否確認体制の構築、特に議会に議会災害対策会議を設置し、初動体制を整えるとともに、災害の発生時期に応じた議員の行動基準や、災害対策会議指揮命令系統などを定めました。また、市役所本館の被害を想定し、審議を行う環境の確保・整備のため代替施設における会議場所の確保を初め、議員の参集基準や参集時の判断基準災害発生時における議員の行動や役割、備蓄品の確保などを定めてまいりました。さらに、的確な情報の収集と把握のため、市の災害対策本部と議会の災害対策会議との組織的な連絡・連携体制を構築し、災害情報の混乱が生じないよう、情報の収集事項などを定めているところでございます。 次に、平成27年度政策検討会議についてでございます。平成27年度4月に制定した議会基本条例の実践化・具現化を図るため、議会版実行計画として大津市議会ミッションロードマップの策定に向けて検討を始めております。各会派で実行(案)を提案・集約してロードマップの全体構成など議論することとしているところでございます。 以上、議会運営委員会先進地視察の報告といたします。詳しい資料については議会事務局に備えてありますので、参考にしていただきたいと思います。 ○議長(平田武君) 以上で議会運営委員会先進地行政視察の報告を終わります。 △日程第4 委員長報告 ○議長(平田武君) 新住所の設定についての陳情1件を議題といたします。 本件について、総務常任委員会の報告を求めます。 総務常任委員長小川尚一君。     (総務常任委員長 小川尚一君 登  壇) ◎総務常任委員長小川尚一君) 新住所の設定について、御報告いたします。 審査の過程では、地域の皆様が望んでいる方向に向けての実行性のあるまちづくりの計画を進めるという理解であれば、この陳情を採択してもよいと思う、との意見があり、審査の結果、陳情第3号 新住所の設定については採択すべきであると決しました。 ○議長(平田武君) ただいまの総務常任委員長の報告に対する質疑に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田武君) なければこれをもって総務常任委員長に対する質疑を終わります。 これより討論に入ります。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田武君) なければこれを持って討論を終結いたします。 これより採決いたします。ただいま議題となっております陳情第3号 新住所の設定については、委員長報告のとおり、採択することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田武君) 御異議なしと認めます。 よって、ただいまの陳情については、委員長の報告のとおり採択することに決しました。 △日程第5 議案の提出及び説明 ○議長(平田武君) 次に、日程第5、議案の提出及び説明に入ります。 議案第107号 南相馬パブリックコメント手続条例制定についてから、議案第155号 財産の取得についてまでの議案49件並びに報告第11号 平成26年度南相馬一般会計継続費精算の報告についてから、報告第13号 専決処分の報告についてまでの報告3件を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 市長、桜井勝延君。     (市長 桜井勝延君 登  壇)
    ◎市長(桜井勝延君) 平成27年第5回南相馬市議会定例会が開催されるに当たり、南相馬パブリックコメント手続条例についてを初め、議案49件、報告3件を提出いたしました。 提出議案の説明に先立ち、本市の復旧・復興の進捗状況及び6月市議会定例会以降の市政について、お渡ししております資料のとおりではありますが、その主なものを御報告申し上げます。 初めに、避難指示解除準備区域等における夏季の特例宿泊についてでありますが、7月18日から8月31日までの45日間実施したところであり、小高区で357世帯1,077人、原町区で103世帯380人、合わせて460世帯1,457人の方の申し込みをいただきました。 また、避難指示解除準備区域等における準備宿泊についてでありますが、8月31日から11月30日までの3カ月間、ふるさとへの帰還に向けた準備宿泊が実施されます。8月20日から受付を開始しており、8月31日現在、小高区で332世帯885人、原町区で95世帯313人、合わせて427世帯1,198人の申し込みをいただいております。 次に、復旧・復興に係る市民説明会の開催についてですが、避難指示区域内の市民を対象とし、内閣府、復興庁、環境省及び福島県同席のもと、8月20日及び22日の2日間開催いたしました。説明会には合計で、172人の市民の皆様に御参加をいただき、生活圏の除染や被災家屋の解体を初め、復旧・復興に係る各種施策取組状況を説明し、意見交換を行いました。出席者の皆様からは、除染の完了の見通しや準備宿泊時の郵便配達の実施などに関する意見が出されたところであり、引き続き、国や県などとの連携を密にしながら着実に進めてまいります。 次に、市外で避難生活を送る南相馬市民との懇談会についてですが、市外に避難されている避難指示区域内の市民を対象とし、8月29日・30日及び9月5日・6日の4日問、宮城県や東京都、新潟県など1都10県26会場において開催いたしました。懇談会では、避難指示区域内の復旧・復興に係る各種施策取組状況準備宿泊の実施について御説明し、出席者の皆様との意見交換を行いました。出席者の皆様からは、除染の終了時期や片付けごみの回収期限、避難指示解除後の放射線被曝対策などの意見が出されたところであり、引き続き、国や県との連携を図りながら課題解決に向けて取り組んでまいります。 次に、生活圏に係る除染の進捗状況についてですが、6月定例会での報告以降、新たに鹿島区上真野地区で未実施であった浮田、車川、岡和田、牛河内、横手、白坂、角川原、鹿島地区の寺内、塩崎、鹿島、西町及び原町区高平地区の上北高平において、事前調査、事前モニタリング及び除染作業を進めております。今後は、原町区高平地区の残りの地区を初め仮置場の確保ができた地域について、順次除染作業に着手してまいります。 次に、農地に係る除染の進捗状況についてですが、農地除染のうち農業用水路の除染については、8月末日現在の進捗率は94%となっており10月末までにほぼ完了する予定です。また、農地除染については、5月以降、地元復興組合の作業員数が減少し、除染の進捗も目標を下回ってきたことから、平成27年秋野菜作付の意向を確認し、作付する旨の回答をいただいた農地及び来年の水稲作付に向け代かき事業を行う水田について、優先的に除染を行っております。なお、8月末日現在の農地の進捗率は61%となっております。 次に、平成30年に本県開催が内定しておりました第69回全国植樹祭についてですが、8月6日に開催されました公益社団法人国土緑化推進機構理事会において、本市をメーン会場として正式に決定されました。今後は、福島県実行委員会と調整を図り、この全国植樹祭を通して全国からの支援に感謝の気持ちを伝えられるよう努めるとともに、大震災と原子力災害からの復興と、緑豊かなふるさと再生に向けて大きなシンボルとなるよう進めてまいります。 次に、福島浜通りロボット実証実験(第1号)についてですが、8月7日、下太田工業用地が「福島浜通りロボット実証区域」の第1号として決定されました。これを受けて、8月12日、下太田工業用地において、国・県・市の関係者と報道陣が見守る中、マルチコプターを使用した実証実験が行われました。福島浜通りロボット実証区域事業は、国のアクションプランであるロボット新戦略に位置づけられており、本事業は、イノベーション・コースト構想の一つであるロボットテストフィールドの実現に密接な関係を持つ事業と考えております。 今後、他の実証区域候補地も提供し、国・県と連携を取りつつ、実証事業を進めながら、イノベーション・コースト構想の実現を推進してまいります。 次に、平成27年度福島県総合防災訓練についてですが、8月30日、雲雀ヶ原祭場地をメーンに市内4会場において、福島県、南相馬市、相馬地方広域消防本部主催のもと、実施いたしました。 訓練には、市民、関係者を含め約1,700人の参加をいただき、災害時の応急対策の円滑かつ的確な実施による地域防災体制の確立を目的に、地震による火災や津波、原子力災害を想定した訓練や全市民を対象に防災行政無線やエリアメールなどを利用して身を守るための安全行動をとる大規模な一斉防災訓練(シェイクアウト訓練)を行い、防災意識の高揚を図りました。 最後に、防災集団移転促進事業の進捗状況についてですが、防災集団移転促進事業における20キロメートル圏外の移転元の土地買い取りについては、平成27年9月1日現在で749人と契約を行い、買い取り筆数4,221筆、買収面積は262.3ヘクタールとなっております。また、20キロメートル圏内については275人と契約を行い、買い取り筆数1,182筆、買収面積は47.3ヘクタールとなっております。今後も順次、契約手続きを進める予定です。 移転先については、計画していた21地区の全ての住宅団地において宅地造成に係る工事が完了し、9月1日現在304区画のうち300区画について分譲契約を行っております。また、154区画において引越しが完了し、移転者の新しい生活が始まっております。 続いて、本日提出いたしました議案について御説明申し上げます。 議案第107号から議案第120号までの条例の制定・改正については、関係法令の改正等により必要な改正等を行うものであります。 議案第121号から議案第135号までの議案15件については、一般会計を初め、平成26年度各会計の歳入歳出決算について、監査委員の意見を付し、その認定を求めるものであります。これら決算の内容については、それぞれ決算書及び決算附属書類に示されているとおりであります。あわせて、議案第132号については、水道事業会計処分利益剰余金の処分について、議案第134号については、工業用水道事業会計処分利益剰余金の処分について、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、議決を求めるものであります。 議案第136号 平成27年度南相馬一般会計補正予算については、復興・再生に向け直面する課題に対応するために必要な経費など、緊急に対応が必要な予算を措置するものであり、これらに要する財源として計上したところであります。事業の概要については、予算主要事業説明書に記載のとおりでありますが、主な内容といたしましては、放射性物質に汚染された、ため池内の土砂等の拡散防止対策のための調査を行う事業を初め、小動物による汚損等の被害を受けた住宅の獣害拡大防止事業、未給水区域等における安全で安心できる飲用水等の確保を図るため、震災により給水施設が 使用不能となった市民に対しての深井戸整備経費の補助金、本市を拠点に生活する他市町村の原発避難者と市民の相互交流を促進するため、交流拠点施設を整備する事業主体に対しての補助金、子育て支援のため、原町さくらい保育園を平成28年4月に再開するための準備に要する費用などを計上いたしました。この結果、56億4,842万2千円を増額し、補正後の歳入歳出予算の総額を977億5,787万5千円といたしております。 議案第137号から議案第143号までの各特別会計補正予算については、それぞれの目的に応じた事業を実施するための所要額を計上したところであります。 報告第11号 平成26年度南相馬一般会計継続費精算の報告については、地方自治法施行令第145条第2項の規定により、平成26年度において継続年度が終了した継続費について精算したので報告するものであります。 報告第12号 平成26年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率の報告については、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項の規定により、監査委員の意見を付し、報告するものであります。 報告第13号 専決処分の報告については、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、工事請負契約変更の締結2件、損害賠償の額の決定及び和解について1件の計3件を専決処分いたしましたので、同条第2項の規定により報告するものであります。 以上、提出議案の大要について御説明申し上げましたが、詳細については、御質疑に応じ、または委員会において御説明申し上げますので、御審議の上御議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(平田武君) これをもって提案理由の説明を終わります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。明9月8日及び9日は議案調査のため、それぞれ休会といたしたいと思います。 これに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(平田武君) 御異議なしと認めます。 よって、明9月8日から9日までの2日間は休会することに決しました。 次の会議は9月10日、午前10時から開くことといたします。 本日はこれをもって散会といたします。                    午前10時34分  散  会...